秋月黒田城主のつぶやき

ほんわか、明るく、楽しく、でも凛と生きるための応援歌

藩校シリーズ ー 秋田に赴く【明徳館】

皆さん、こんにちは。

蒸し暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか。

 

さて、今回は先日とある学会の総会で秋田県秋田市に伺ったのですが、秋田の藩校といえば、「明徳館」ということで、簡単に報告したいと思います。

 

(「秋田の歴史 改訂版」から)

秋田 藩校明徳館跡 史跡

 

秋田明徳館は久保田藩の第9代藩主佐竹義和公が開いた藩校とのこと。その創設は寛政元年(1789年)で、1792年に開講、1793年に明道館と命名、1811年に明徳館と改称し、教学の最盛期を迎えたとあります。(「国史大辞典」から)

 

明徳館では国学が早くから教授され勤王活動の一翼をなしたとのことです(同上)。

ちなみに、国学とは、江戸中期に興った、文献学的方法による古事記日本書紀万葉集などの古典研究の学問のことで、儒教・仏教渡来以前の日本固有の文化を究明しようとしたものですね。漢学に対してのもので、本居宣長などによって確立された学問です。(「デジタル大辞泉」から)少し難しくなってしまいました。。

 

この明徳館の教育方針で特筆すべきものとしては、知識の詰め込み、教授からの一方通行の教えではなく、議論をして持論を組み立て、作っていくことを重んじたところにあったとのことです。(「秋田藩」研究ノート、から)

 

ところで、秋田のこの藩名が「久保田」というのは個人的に不勉強で今回うかがって初めて認識しました。。。幕末における正式な藩名は久保田で、明治4年1871年)にこれを秋田と改めたようです。

 

ちなみに、秋田出身で有名な方はたくさんいらっしゃいますが、私がぱっと思い出したのは脚本家、作家の内館牧子さん(1993年~94年にNHK連続テレビ小説『ひらり』の原作の著作等多数)がいらっしゃいますね。

ひらり(1) (講談社文庫)

ひらり(2) (講談社文庫)

ひらり(3) (講談社文庫)

ひらり(4) (講談社文庫)

 

また、お米はあきたこまち!ですね。大潟村に近い五城目町にも立ち寄りましたが、緑がきれいで、朝市なども開かれているようで、とても空気の美味しいところでした。

また、同じく五城目にある酒蔵の福禄壽さんにも伺って、見学させていただきました。

志をもって酒造りに向き合っていらっしゃるお話を伺えて、とても勉強にもなりました。

 

今回の滞在中に美味しくご飯をいただきましたが、お酒は次の機会に取っておきました。

 

全国の藩校がある土地に寄った際にはこのようにブログを上げていきたいと思います。

それでは今回はこれくらいにしたいと思います。