秋月黒田城主のつぶやき

ほんわか、明るく、楽しく、でも凛と生きるための応援歌

(新シリーズ)コトバの玉手箱ー日本語に敏感になろう!まずは「しかと」!?

皆さん、こんにちは。

 

このブログでは、つれずれなるままに、でもテーマを設定して、歴史を軸にしつつも、それが今の社会や世界にどんな影響があるのか、どんな良い影響を及ぼせるのかを考えて発信し、皆さんに紹介していこうとしています。

 

それとは別に、最近、なんとはなしに「我々の日本語の美しさや音の響き、そして漢字や平仮名の形を大切にしたい」と思うようになり、日本語をもっと知りたいと思うようになっています。

 

そんな私が日常で偶然を含めて出会ったコトバに焦点を当てて、なんとはなしにざっくばらんに語っていきたいと思っています。それがこの「コトバの玉手箱」を発信したいと思ったきっかけです。どんな風に流れていくのか、自分でもよくわかりませんが、こうご期待!

 

という1回目に相応しいかどうか微妙ですが(笑)、今回は「しかと」。

「しかと」?

 

たまたまとある所で立って何かを待っていた時に、横を通った女性の2人組の声が聞こえてきたのです。「いや、それってしかとじゃない?」「そうかしら」「そうよ、そうよ」

 

何故かこの「しかと」という言葉にピンときてしまったのです(笑)。なぜなんでしょう?そういえば、何故「しかと」という言葉なんだろうか。どこからきた言葉だろうか。

 

モトさん(私のことです)が調べたところ、以下のようなことがわかりました(但し、真偽不明)。Wikipediaからです。

 

「特定の対象(主に人)を無視すること、つまり冷遇することや存在しないものとして扱うことを指すことば。元々はヤクザ(暴力団)の隠語だったが、一般の間でも使用されている。」

 

へえ、そうなんですね!?ヤクザの隠語から一般でも使われるようになったとのことですが、最初に使った一般人は一体だれで、どんな経緯で知ることになったんでしょうね。(笑)日本語の奥深さを思い知ることとなりました。

 

さらに「語源」まで見てしました。

「はな札で10月(紅葉)の10点札が、そっぽを向いた鹿の絵柄であることから転じて、博徒の間で無視の隠語となった。」

 

へえへえ、そうなんですね。

確かにみてみたら、鹿がこんな風になっていました。そうだったんですね。

 

花札の絵柄(鹿)

しかしながら(注、ここの「しかしながら」は「しか」とは関係がありません。。。)、古来、鹿の遠音を愛でるのは文化人、風流人の嗜み(たしなみ)だったとのことで、そんなことを前提にした逸話が残っているという。

ある秋の夜、鹿の遠音を楽しむため、酒席を設けられ、数人の男性が集まった。そこでの話題は暗い話題ばかり、大の男が集まって、身の上話で、挙句の果てには、男性が涙を流して話をする始末。

そこで、ある男性が「鹿が泣きませんね。どうしたんだろう」と障子を開けると、庭に大鹿がいて、「人間がなくのを聞いておりました」と。

 

「しかと」はせずに、話を聞いて、聞いて、そして一言でもいいので返してあげましょう!

 

日本語は面白く、奥が深いものですね。