人の間: 間合いを取ることの大切さ

こんばんは。

 

何だかいつもいつも忙しいと言っては自分の考えたこと、思ったことの発信が後回しになってしまっています。自分の中で、考えたことを寝かせ、熟成させ、という時間、時期が大切だったりはします。ただ、それだけではこの世の中での進歩にはつながっていかないように思います。自分の外に発信することで、世にインパクトを与えていかないといけない時期、年齢というものがあると最近つくづく思います。

 

先日10月22日でしたか、福岡県朝倉市秋月で時代祭り、鎧揃えなどのイベントがありましたが、その時に、剣術で相手とどう向き合って技をかけるか等を披露してくれた団体がありました。今回はそれを見ながら、武術には端的に現れているなと思いましたが、武術に限らず、人と人の間には様々な意味での間合い、距離間、距離感を持つことが極めて大切なんだなと思いました。

 

近すぎてもうまく技をかけられないし、遠すぎても技をかけるのに必要以上に力が要せられる。適正な距離感があるのだなと、演武を見ていて気づきました。その適正な距離感を掴むのにはそう簡単ではなく、心身ともに訓練の継続や研ぎ澄まされた集中力、そしてそれを頭の中で再現できる想像力も必要なのではないでしょうか。

 

昨今、ヴァーチャルの世界やネットの世界で、人と人の身体的な熱や立体的、空気感が希薄な世界の住人が多い世の中にますますなってきているように思います。さらには目の前にいる人が言葉を発してきた場合、文字だけではなく、人の表情や体温を伴った音声の言葉が自分に向かってくる時のコミュニケーションのあり方に案外戸惑う子供や人たちも増えてきているのかもしれない、と感じたりします。

 

お互いの温度感、体温を伴った言葉のキャッチボールによって、人間は案外うまく事を運ぶためのよい知恵を見出せるのではないでしょうか。そんなことを考えさせる演武でした。