秋月黒田城主のつぶやき

ほんわか、明るく、楽しく、でも凛と生きるための応援歌

「人たらし?」立国のススメ

皆様

 

この数ヶ月、何かを発信しなければ、と思いつつも、何か言葉が出てこず、その間に身の回りや世の中が大きく動いているように見えたりする状況でしょうか。

 

人の考えること、時代は変われど、それほど劇的には変わらないものでは、と思っています。一方で、電車の中や駅のフォームを見ても、スマホや携帯を触っていない人の方が少ないように感じます。世の動向がこれらを前提に成り立っていることに違いなく、否定することは不可能なのかもしれませんが、そこにのめり込み、どんどん姿勢が悪くなっているように見えるのはよろしくないなと思います。ただでさえ、外国の人たちの方がまだまだ身長や体格が大きく、きっ、っとしているように感じますが、肩や胸を広げて姿勢よく立ちたいと私自身は思い、そうしようと意識しています。

 

どこかのブログで、黒田官兵衛は人たらしだった?という内容の記事があるという話を聞きましたが、論争でも喧嘩でも、もしかしたら戦争でも、決定的、壊滅的に相手を潰さず、論破せず、「緩み」「たわみ」を残しつつも、その部分を徹底してケア、配慮する、という厳しさと人間に対する優しさのバランスが世の中の長期安定には相応しく、そこにこそ日本人が強みとして持つべき価値観があるのではないかと思います。司馬遼太郎氏も坂本龍馬がそういう人物であったと書いていたように思います。

 

大きく物事が動いたように見える、あるいは大きく物事を動かしたように見せるのが好きな人がいるのはどの時代であれ、内外に人がいる限りあり続けるのかもしれませんが、身体的には姿勢を正しく、胸を張って物事をしっかりと見据える姿勢、他人には自分の中に少しは「たわみ」を残しつつ、バランス良い向き合い方を心掛ける。

 

日本は「人たらし」大国を目指すのでいかがでしょうか。